新規事業よりフランチャイジーか?メリット・デメリットと選ぶポイントを整理

既存事業の収益力が不足している場合、新たな収益の柱をつくりたいと思うのは自然な発想です。

そこで出てくる選択肢は、大別すると、新規事業を1から立ち上げるか、フランチャイズ加盟のどちらかになるでしょう。そのどちらを選ぶかは、目指す目標や資源、リスク許容度によって大きく変わります。

それぞれの特徴を整理して考えてみましょう。

新規事業を立ち上げる

新規事業のメリット

  • 独自性がある:自分のアイデアを形にできるため、他にはないビジネスを構築可能。
  • 高収益の可能性:成功すれば、利益を独占できる。
  • コントロールの自由度:全て自分の裁量で進められる。

新規事業のデメリット

  • 高リスク:ゼロからのスタートなので、成功する保証がない。
  • 初期投資が多い:開発費や市場調査、広告費などがかさむ。
  • 時間がかかる:軌道に乗るまでに長期間かかることが多い。

フランチャイズ加盟

フランチャイズ加盟のメリット

  • ブランド力の活用:すでに認知されているブランドを活用できるため、集客しやすい。
  • 支援体制が整っている:本部からの研修やマーケティングサポートが受けられる。
  • 安定性:すでに成功しているビジネスモデルを活用するため、失敗のリスクが低い。

フランチャイズ加盟のデメリット

  • 自由度の制限:フランチャイズ本部のルールに従う必要がある。
  • 利益の一部をロイヤリティとして支払う必要がある。
  • ブランドイメージのリスク:本部や他のフランチャイジーが失敗すると、自分の店舗にも影響を受ける。

どちらがいいかを選ぶポイント

以下にどちらが自社に適しているか選ぶポイントを挙げました

  1. リスク許容度:失敗をどこまで許容できるか。
  2. 独自性の追求:自分のアイデアを大切にしたいか、安定したモデルで進めたいか。
  3. サポートの必要性:経験や知識が少ない場合、フランチャイズの支援は魅力的。

「安定したモデルで挑戦したい」ならフランチャイズ、「自分だけのビジネスを追求したい」なら新規事業が向いているかもしれません。それぞれの長所短所を理解し、価値観や目標に合った選択を検討してください。

資金繰り.com編集部

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