「銀行にコネがあればお金を借りやすい」と考え、必死にコネを探している方もいるかもしれませんが、実際は無駄な労力になることがほとんどです。
過去には行員個人との人間関係や経済的関係を背景に、通常の審査基準を無視して融資が行われたケースも存在しました。
こうした融資は「情実融資」と呼ばれ、銀行側で禁止されています。
情実融資とは?
情実融資とは、金融機関が通常の信用審査や手続きを無視するか歪曲して、通常よりも審査基準を緩くすること(つまり手心を加えること)で、特定の個人や企業に便宜を図る形で行う融資を指します。
情実融資はなぜ問題なのか?
情実融資が問題視される理由は以下の通りです
- 公正性の欠如
通常の審査基準を無視することで、他の顧客が不利益を被る可能性があります。本来、融資は信用力や返済能力に基づいて公平に判断されるべきです。 - 金融機関の健全性の損失
返済能力の低い借り手に融資を行うことで、貸し倒れリスクが高まり、金融機関全体の経営に悪影響を及ぼします。 - 社会的信頼の損失
金融機関が不公正な運営をしていると見られることで、社会的な信用を失いかねません。
処罰の対象になる可能性
日本では、情実融資に関与した場合、以下のような法律に抵触する可能性があります:
- 銀行法:銀行の健全な運営を妨げる行為は処罰の対象です。
- 贈収賄罪:融資の見返りとして金銭や利益が授受された場合、贈収賄罪に問われることがあります。
- 背任罪:銀行役員が自らの利益のために不正な融資を行えば、背任罪に問われる可能性があります。